
会社の集客力を上げるために、リスティング広告を検討しているそこのあなた!
リスティング広告を始めれば、集客力や売上がすぐにアップすると想像していませんか?
そのような効果が本当に得られるのか、もしくはSEO対策に絞った方が良いのか…分からないことはたくさんありますよね。
しかしあなたが求める集客効果がハッキリしているのなら、どちらを選ぶべきか答えはすぐ出るかもしれません。
なぜなら、リスティング広告とSEO対策では、獲得できる客層が異なるからです。
- リスティング広告→顕在層(≒購買意欲の高いユーザーを集める)
- SEO対策→潜在層(≒広く認知度を高める)
この記事では、顕在層を集客できるリスティング広告について、一から丁寧に説明していきます。
もくじ
リスティング広告=検索連動型広告+コンテンツ連動型広告
リスティング広告は…
- 検索連動型広告
- コンテンツ連動型広告
の2つを総称したものを言います。
それぞれの特徴と違いを見ていきましょう。
検索連動型広告
検索連動型広告とは、検索エンジン(=検索者が入力した情報を検索する機能)に入力されたキーワードに連動して、検索結果に表示される広告のこと。
以下の写真をクリックして拡大すると、検索結果の下に緑色の枠で広告とあるのが分かるでしょうか。
これは「リスティング広告」というキーワードを入力した際に、連動して出てきた広告です。
コンテンツ連動型広告
コンテンツ連動型広告とは、検索者が見ていたページの内容に連動して表示されるもの。
検索連動型広告は今検索しているキーワードに連動して広告が表示されます。
それに対してコンテンツ連動型広告は、以前に検索した内容に連動して表示される広告です。
以下の写真のように、広告枠のあるホームページに表示されます。
メリット・デメリットから見るリスティング広告
実際にリスティング広告を始めると、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
始めたときに現実とのギャップに戸惑わずに済むように、しっかりと確認しておく必要があります。
そして最終的に、デメリットを超えるほどのメリットが得られそうか、考えてみてください。
メリット
まずは、リスティング広告のメリットから
- ターゲットとする顧客を獲得できる
- 予算管理ができる
- 自由に開始・変更できる
の3つをご紹介します。
1. ターゲットとする顧客を獲得できる
リスティング広告は、あなたが会社設立時に想定していた顧客をピンポイントで狙えます。
なぜなら、どのようなタイミングで広告を表示するか自分で決められるからです。
たとえば広告を出稿するエリアや時間帯などを定めると、ユーザーが検索したページに広告を表示します。
その結果、購買意欲の高いユーザー(=顕在層)が自然と集まるため、成果に繋がる確率は高いでしょう。
2. 予算管理ができる
リスティング広告はクリック課金制(=クリックに対して発生する料金設定)も採用しているため、予算管理がカンタンです。
クリックされない限り料金は発生しませんし、月の予算以上の金額を請求されることもありません。
また、1日あたりの費用や成果に繋がった回数も随時確認できます。
そのため、費用対効果(かかっている費用に対して、どのくらいの成果があるか)を確認しながら、予算の調整が可能です。
3. 自由に開始・変更できる
あなたの気持ち次第で、すぐに継続や中止もできるくらい自由度の高い広告です。
また広告文やクリック単価なども、好きなように変更できます。
リスティング広告は、パソコン・資金・インターネットが利用できる環境・広告文・アカウントを用意すればすぐにスタートすることが可能です。
デメリット
リスティング広告のデメリットとして、
- 拡散力が乏しい
- 競合他社が多い
- 運用の継続が不可欠
の3つを見ていきましょう。
1. 拡散力が乏しい
リスティング広告は、世間的な認知を広めるための手段としてはふさわしくありません。
なぜなら、ユーザーの検索を前提としてリスティング広告は成り立っているからです。
ユーザーに検索されない限り、リスティング広告の効果はないでしょう。
それに加えてキーワードには、それぞれ“1ヶ月にどのくらい検索されるか”という平均値が決まっています。
そのため、あるキーワードにいくら力を入れても、平均値以上の効果は得られません。
2. 競合他社が多い
リスティング広告は、キーワードごとの*入札形式を採用しています。
キーワードごとの平均検索回数により入札数が変動するため、キーワードを見極めることが重要です。
キーワードは平均検索回数により、
- ビッグキーワード・・・・1万以上/月
- ミドルキーワード・・・・1000~1万/月
- スモールキーワード・・・1000未満/月
の3種類に分けられます。
一番競争率の高いビッグキーワードを狙うと、競争の激化は避けられません。
その結果、クリックに対して発生する料金を高額にする必要が出てきます。
もし広告を出したいキーワードに大手企業が参入していると、資金面で太刀打ちできず効果が得られないこともあるので注意しましょう。
*入札形式について詳しく知りたい方は「ネット上に広告をだしたら・・・」を参照。
3. 運用の継続が不可欠
リスティング広告は出稿しただけで放置していると、大きな成果は見込めません。
なぜなら、競合他社の広告よりも良い評価を得ないと掲載されないからです。
その評価は、入札する金額と出稿する広告の質により決まります。
どちらの要素も何度でも変更できるため、一番成果が得られる形になるまでPDCAサイクルの繰り返しが不可欠。
しかし、運用する方の知識力がPDCAサイクルの効果を大きく左右します。
Plan、Do、Check、Actionの頭文字を取ったもので、計画、実行、確認、改善という意味です。
目標を達成するための計画を立て、それを実行し、確認。
そして改善策を立てたら、もう一度、実行、確認、改善の順に繰り返すサイクルのこと。
リスティング広告の費用は、5万円~!
リスティング広告はいくらからでも始められますが、予算が低すぎると効果が出ないかもしれません。
そのため、リスティング広告の料金体系に当てはめて予算を考える方法がオススメです。
リスティング広告で採用されている料金体系は、以下の3つ。
- クリック回数に応じたクリック課金制
- 実際の広告表示に応じたインプレッション課金制
- 成果の発生に応じたコンバージョン課金制
今回は、一般的によく利用されているクリック課金制を用いた例を見てみましょう。
リスティング広告を始めると決めたA社は、1日の予算を2,000円にしました。
つまり月の予算は、2,000円×30.4日(365日÷12カ月)=60,800円です。
そうするとGoogleが1ヶ月の予算内で、できる限り広告が上位表示されるように尽力してくれます。
ところが、ある1日の入札単価が4,000円に変動。
広報担当は1日の予算の2倍を超えたことに焦りましたが、実際の請求額は60,800円で一安心しました。
ここで押さえておきたいのは、
- 1日単位で見ると予算の2倍を超える日があるかもしれない
- 超える日があっても、月の予算を超えていなければ問題ない
ということです。
万が一、月の予算額を超えても、後に返金されるので心配無用です。