「会社の創立記念式典を任されちゃった…。」

「役員全員が出席する一大行事だから絶対に失敗できない。」

そのようなプレッシャーのかかる状況に置かれているあなた、この記事を最後までお読みください。

会社の記念式典を企画するにあたり、“よくある疑問”は以下の3つ。

  1. 式典の構成
  2. 挨拶の内容
  3. 記念品のチョイス

これらの“絶対に押さえておくべき内容”について詳しく解説していきます。

会社の創立記念式典は、毎年行う会社であっても1年に1度。

式典のノウハウが社内で十分に蓄積されていることも少なく、いきなり企画を任されると困惑するのも当然ですよね。

しっかりと事前準備を進め、記念式典を成功させましょう。

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会社の周年記念式典の概要

周年記念式典の概要について、必ず知っておかなければならないのは以下の3つ。

  1. 周年記念式典をやる意味
  2. 周年記念式典には2種類ある
  3. 周年記念式典は準備段階で成功か失敗か決まる

いずれも十分に理解しておかなければ、式典はかなり高い確率で“失敗”します。

最重要事項ですので確実に抑えておきましょう。

カピバラ

ここは絶対に落とせないね!

周年記念式典をやる意味

周年記念式典をやる意味

会社の周年記念式典を行う意味は以下のとおり。

  • 会社の節目だと実感してもらう
  • 会社の展望を共有する
  • 出席者全員のベクトルを一致させる

要するに周年記念式典を“起爆剤”にして、経営課題を解決できるように社員全員で一致団結することが、周年式典を行う最大の目的になります。

周年記念式典は“決起集会”みたいなものなんだね!

周年記念式典には2種類ある

周年記念式典には2種類ある

周年記念式典には2種類ありますので、必ず覚えておきましょう。

  1. 内部向け:社内の従業員が対象
  2. 外部向け:関係会社や取引先が対象

この2種類のうち、近年の主流になりつつあるのは“内部向け”の記念式典です。

国内景気の上昇にともない、人材は売り手市場。

そのような状況の中、

  • 従業員の満足度を高め会社に残ってもらうためのおもてなし
  • 社風の良さをアピールして採用活動につなげるためのブランディング戦略

といった意味合いが強いのが、内部向け記念式典の特徴です。

ちなみに外部向けの周年記念式典は、取引先との関係性を深めたり新商品のPRなどが大きな目的なのに対し、内部向けの場合は人材に強く焦点を当てていることを頭に入れておきましょう。

【周年記念式典】成功のカギは、準備段階にアリ!

会社の周年記念式典が成功するかどうかは、ほとんどすべて準備次第。

記念式典に出席される社長は、間違いなく自身の会社に対する想い誇りこだわりなどを持っています。

社長が抱いている“想い”、“誇り”、“こだわり”を、企画者であるあなたが十分に把握し、出席者全員に共有させることができれば、記念式典は大成功と言えるでしょう。

あなたは社長の志の伝道師として、式典を通して出席者を盛大に巻き込むことが求められています。

社長の想いを把握して伝えることが大事なんだね。
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周年記念式典の「構成」

周年記念式典の構成

周年記念式典は大きく分けて…

  1. 式典
  2. パーティー

の2つからできています。

この大まかな構成の流れに、あなたの“会社らしさ”が盛り込まれたプログラムにしましょう。

ここでも大切になるのは、社長が抱いている願いを、「どう伝えて」「どのように共感してもらうか」ということに尽きます。

日頃から社長のビジョンは、十分に理解しておくように心がけましょう。

周年記念式典の事例A:某大手家電メーカーの場合

某大手家電メーカーが行った記念式典を事例として紹介します。

式典の構成は以下のとおり。

  1. 優秀社員の表彰
  2. ビジョンをシェアするための講演
  3. 立食パーティー

優秀社員を表彰することによって「モチベーションを奮起」しつつ、講演で「ビジョンを共有」し、立食パーティーで「団結を深める」という3段構え。

とてもスタンダードな式典内容ですが、従業員全員で経営課題の解決のために1つになるという目的を果たしやすい構成です。

周年記念式典の事例A

「モチベーション奮起⇒ビジョン共有⇒団結」という鉄板の流れだね!

周年記念式典の事例B:某化粧品会社の場合

続いて、某有名化粧品会社の式典を事例として紹介します。

  1. 社長講演
  2. すべての事業部の紹介
  3. ミュージシャンのライブ

社長講演による「ビジョンの共有」、すべての事業部を紹介することによる「相互理解」、極めつけはミュージシャンのライブによる「従業員のモチベーションアップ」と社内外へのブランディング

ミュージシャンのライブを見た従業員は、会社への満足度を高めるととに、ライブの写真や映像は会社のホームページやSNSに掲載され、“華やかな会社”というイメージが世間に浸透し、採用活動マーケティングを効果的に進められます。

周年記念式典の事例B

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周年記念式典の「挨拶(あいさつ)」

会社の周年記念式典の「最初」と「最後」、必ず行わなければならないのが挨拶(あいさつ)です。

式典における「最初」と「最後」は、式典の中でも最も多くの人が注目する場面。

ここで気の利いた挨拶ができるかどうかは、単なる成功・失敗を超えて、あなたが今後のビジネスキャリアを積み上げていく上でも、かなり重要な節目となるはずです。

大役を果たして好感度を上げていこう♪

周年記念式典の“最初の挨拶”

周年式典の最初、一発目の挨拶はとてつもなく重要。

最初の挨拶をビシッと決めることができれば、その後の式典もメリハリが効いたままテンポよく進みます。

“最初の挨拶”のポイント

最初の挨拶のポイント

周年記念式典における“最初の挨拶”を成功させるために、押さえるべきポイントは以下の4つ。

  1. 周年記念日はいつか?
  2. 今年が何年目に該当するか?
  3. 設立当時の時代背景と会社の雰囲気はどうだったか?
  4. 設立当時の創業者の想いは何だったか?

「周年記念日」や「今年が何年目か」といったことを説明するにあたり、大切なのは“絶対に間違えない”ことです。

記念日」や「年数」といったものは、社長や役員様のような、会社に情熱を捧げてこられた人にとっては超重要事項

ここで失敗すると、式典のムードがガラッと変わってしまうので、細心の注意を払いましょう。

ここは失敗できないよー。(ドキドキ…)

なお設立当時の「雰囲気」や「創業者の想い」については丁寧に語ることで、社長や役員様の多くが創業当時の想いと苦労を懐かしんで、喜んでくれるはずです。

ただし、あまり堅苦しくなりすぎると若手の従業員が飽きてしまいますので、メリハリをつけて端的まとめましょう。

“最初の挨拶”の例文

周年記念式典における“最初の挨拶”の例文を以下に示します。

あくまでも一例ですので、あまり型にはめすぎず、あなた自身の言葉で話すように心がけましょう。

本日は当社の創立〇周年記念式典にご来場いただき、誠にありがとうございます。

昨日、〇月〇日をもちまして、当社はおかげさまで〇周年となりました。

創業当時は深刻なデフレ状況だったこともあり、当社は顧客獲得に多大な苦労を強いられました。

しかし現在も社長が毎日言われている「〇〇」という言葉を教訓に、関係者全員がたゆまぬ努力を積み重ねてきた結果が本日の当社の繁栄につながっております。

皆様のご尽力、誠に感謝いたします。

それでは、挨拶はこの程度にいたしまして…、

(ここから式典の構成プログラムに入っていく)

『周年記念式典における“最初の挨拶”の例』

周年記念式典の“最後の挨拶”

周年記念式典の“最後の挨拶”も、非常に重要です。

パーティーでお酒をたしなんだ場合は、お酒が入った状態でシメの挨拶を行わなければなりません。

社長も役員も参加している式典ですから、最後までしっかりと仕事をこなしましょう。

デキるビジネスマンは最後まで気を抜かないぜ!

“最後の挨拶”のポイント

最後の挨拶のポイント

“最後の挨拶”では、以下5つの内容を盛り込んだ挨拶を準備しておきましょう。

  1. 周年記念式典を迎えられたことに対する感謝
  2. 会社の方向性と事業展開
  3. 目標をもつことの重要性
  4. より良いサービスを提供するという表明
  5. 尽力、協力、支援のお願い

周年記念式典の目的は、経営課題を解決に向かわせること。

“最後の挨拶”こそが、経営課題解決のための念押しとなります。

“最後の挨拶”の例文

周年記念式典における“最後の挨拶”の例を以下に示します。

押さえるべきポイントは多いですが、メリハリの効いた“シメの言葉”で出席者のボルテージを最高潮にもっていけるよう、しっかりと準備しておきましょう。

本日は創立〇周年記念式典にご出席頂き、誠にありがとうございます。

今年も記念式典を迎えることができたこと、これもすべて皆様のご協力の賜物(たまもの)です。

〇年の節目を迎え、事業も拡大の一途をたどっておりますが、創業時から背負い続けている当社の理念は今後も変わりません。

これまでもこれからも、当社はお客様第一で迅速で丁寧なサービスを提供することを最優先して業務を行っていく次第です。

そのためにも従業員の皆様1人1人が高い目標を持ち、当社を自己実現のためのプラットフォームとして、業務に励んで頂きたく存じます。

皆様1人1人のご尽力により、当社のサービスはより良いものになると確信しております。

今後ともご協力頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

以上、皆様のさらなるご健闘とご活躍を期待しつつ、私のあいさつとさせていただきます。

ありがとうございました。

『周年記念式典における“最後の挨拶”の例』
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周年記念式典の「記念品」について

周年記念式典に渡す“記念品”としては、以下のようなモノがオススメです。

  • ギフトカード
  • カタログギフト
  • モバイルバッテリー

いずれも感謝のメッセージ付きのモノを渡すのが得策。

これらをオススメする理由は、周年記念式典における“記念品”を選ぶポイントが3つあるからです。

  1. 使い道が自由なモノ( or 誰でも使用するモノ)
  2. 持ち運びが容易なモノ
  3. 気持ちが伝わるモノ

昔は周年記念式典の記念品としてワイングラスを渡すケースもありましたが、今の時代においてはかなりニーズが低いです。

そもそもワインを飲まない人は使い道がなく、繊細なグラスは持ち運びにも不適。

最近では実用性が高く、かさばらない品物の方が喜ばれる傾向です。

【注意】社名が入っている記念品は“ありがた迷惑”かも
記念品に社名が入っていると、プライベートでは使いづらくなってしまいます。

とりわけ、記念品としてチョイスされることが多い日用品に注意しましょう。

  • グラス・カップ・タンブラー
  • 置時計
  • ボールペン
  • USBメモリ

これらは毎日のように使用するため、社名が入っているとプライベートでも気が休まりません

使用する人の負担にならないよう配慮しましょう。

日用品に社名が入っていると、ちょっとプレッシャーだよね…。
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周年記念式典の企画に迷ったときは“原点”へ

この記事では周年記念式典における「構成」「挨拶」「記念品」に関する、企画のヒントを提示いたしました。

それでも社長や周りの人から、

  • イレギュラーな要求
  • 想定外の制約

を受けることもあるでしょうが、不安に感じる必要はありません。

“周年記念式典”における、本質的な目標は経営課題を解決するために一致団結することに尽きます。

企画内容に迷った場合は経営課題の解決から逆算して、課題解決に向かうために必要となるコンテンツを並べることにコミットしましょう。

明確な目的意識が、課題解決のための方法論を生み出してくれるはずです。

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