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【ERPとは】クラウドERPを導入するメリット・デメリット・種類を解説

クラウドERPの導入を検討しているあなた。

実際にどんなものなのか、実像はつかめていますか?

「そもそもERPとは何ぞや?」

「ERPを導入するならクラウド型と聞いたものの、イマイチよくわからない…」

「どのクラウドERPをチョイスすればいいのか迷う…」

そんな悩みを抱いている方のために、本記事では・・・

  • ERPの基本事項・性能・種類
  • クラウドERPのメリット・デメリット
  • クラウドERPの種類

を解説していきます。

ERPに関するモヤっとした疑問を、一緒に解消していきましょう!

目次

そもそもERPとは?

そもそもERPEnterprise Resources Planning)とは何なんでしょうか?

極限までかみ砕いて言うと、会社の様々な管理データを集約した業務システムのこと。

ERPを導入することで、生産、販売、顧客、人事などの管理データなどを統合して、経営効率を上げる効果があります。

それでは実際、ERPにはどんな特徴があるのか見ていきましょう。

ERPの主な性能一覧

ERPには下表のような性能があります。

性能 内容
生産管理 自社製品の生産計画・原材料の調達管理など
販売管理 製品の発注・出荷・請求・売上などの管理
在庫・購買管理 在庫や購買情報の管理
顧客管理 顧客の住所・氏名・年代・購入履歴の管理など
人事管理 社員・スタッフの所属部署、給与、スキルなどの管理
債権・債務管理 債権・債務の請求や回収、支払状況の管理など
プロジェクト管理 プロジェクトの進行状況、収支予測、担当者の任命などの管理
原価管理 原価計算や予算などの管理
ワークフロー 経費関係、人事総務関連の申請・承認までのワークフローを提供
マーケティング ツール SNSとの連携などデジタル方面に特化したツール
 

【ERPの種類】オンプレミス型とクラウド型とは

ERPは大きく分けると、オンプレミス型クラウド型の2種類に分けられます。

ERPが登場したての90年代はオンプレミス型がほとんどでしたが、インターネットが開発した現代ではクラウド型が台頭してきました。

まずは、カンタンにオンプレミス型とクラウド型それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

オンプレミス型とは

オンプレミス型とは、ネットワークやサーバーなどを自社で導入して運用するERPです。

すべて自社で完結しているので、システム内容を自由に決めることができるなど柔軟性が高いのが特徴。

一方で、導入まで大幅な初期費用と時間がかかるほか、自社で完結している分、システム障害など不具合が発生しても、すべて自社で対応しなければなりません。

そのため現在はクラウド型のERPが主流になりつつあります。

 

クラウド型とは

クラウド型は、データをネットワーク上に保存して運用するERPです。

カスタマイズ性ではオンプレミス型に劣りますが、

  • 初期費用が安く済む
  • 手間がかからない
  • 障害等の対応も基本的には外部にお任せできる

というのが特徴的。

ネット環境さえあれば成り立つので、現在はクラウド型のほうが様々な面でメリットを享受することが可能です。

ただし、クラウドERPにもデメリットはあるので、以下でからはメリットもあわせてクラウドERPの特徴を紹介していきます。

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クラウドERPの代表的なメリット10選

クラウドERPの主なメリットデメリットをまとめました。

まずは主なメリットを10個に絞って紹介していきます。

  1. 初期費用が安い
  2. 導入までスピードが迅速
  3. ネット環境さえあれば場所を問わない
  4. 世界規模で対応ができる
  5. バージョンアップなどの手間が省ける
  6. 固定月額なので費用対効果が明確
  7. 災害など緊急時に強い(BCP対策)
  8. リアルタイムなデータ分析が可能
  9. データの連携で余計な入力が省略できる
  10. 子会社との連携もスムーズ

①:初期費用が安い

すべて自社で導入するオンプレミス型のERPと比べて、クラウド型ならサーバーやソフトウェアは外部のものなので、初期費用が安いのが特徴です。

中には初期投資がタダで、月額の使用料しかかからないERPもあるので、予算が少ない中小企業にはうってつけ。

オンプレミス型はイチから“導入”するイメージですが、クラウド型は既にあるものを“利用する”というイメージに近いかもしれません。

②:導入までのスピードが迅速

メリットがあるのは価格だけでなく、実際に使用するまでの時間も大幅に削減できます。

オンプレミス型は実際の運用までに長くて1年以上を要することもザラですが、クラウド型は登録が済めば数ヶ月~半年程度での利用が可能です。

契約先によって異なりますが、ざっくりとした導入までの流れは以下のようになります。

  • 商品の提案、内容の説明
  • 注文・契約
  • 作業スケジュール、タスクなどの共有
  • パラメータ設定設計・調整
  • 会計科目の設定、帳票の仕様の決定など
  • テスト利用、移行リハーサルなど
  • 稼働準備・移行
  • 稼働開始

詳細は業者による事前の説明を聞いて、工程や実施期間を把握しておきましょう。

③:ネット環境さえあれば場所を問わない

クラウドERPはネット環境があれば、場所・時間帯問わず利用可能なのが大きなメリットです。

パソコンの持ち運びが面倒な場合は、スマホやタブレット端末にも対応しているERPがあります。

外出先でいつでも使えるので、作業効率が格段にアップすること間違いなしです。

④:世界規模で対応ができる

海外にも会社があるグローバル企業にも対応できるように、現地の言葉や通貨に対応しているERPもあります。

そのためワールドワイドな事業展開を考えている場合は、外国語にも対応したクラウドERPを検討したほうがいいでしょう。

⑤:バージョンアップなどの手間が省ける

クラウドERPなら、バージョンアップバックアップは提供元が行うので、時間と手間が省けます。

オンプレミス型のように費用を捻出するかつ、1日がかりでバージョンアップやバックアップを行うこともあるのと比べると、費用も時間も節約することが可能です。

⑥:固定月額なので費用対効果が明確

クラウドERPはユーザー数に応じた固定月額のため、費用対効果を検討するときに、非常にわかりやすいのがメリットです。

一方オンプレミス型場合は、どこからどこまでを導入にかけた費用なのか算出するところから始めないといけないので、実際にどのくらいの効果があるのか、カンタンにはわからないのが難点です。

⑦:災害など緊急時に強い(BCP対策)

すべて自社で管理しているオンプレミス型のERPに比べて、クラウドERPで保存したデータは、提供元のセキュリティーの下で保管されています。

そのため災害など予測できない緊急事態への対策(=BCP対策)が万全なので、安心して利用することが可能です。

⑧:リアルタイムなデータの分析ができる

各業務の情報が一元化されたデータが弾き出されるので、リアルタイムなデータ分析が可能になります。

そのため最新のデータをもとに様々な判断ができるのが、魅力の1つです。

⑨:データの連携で余計な入力が省略できる

会計、販売など様々なシステム間でデータの連携がとれているクラウドERPなら、同じことを複数回入力するような手間を大幅に減らすことができます。

⑩:子会社との連携もスムーズ

子会社があるもしくは、将来的に子会社を設立する予定の場合は、クラウドERPならデータの連携がスムーズにできるかつ、必要な機能だけチョイスすることができます。

オンプレミス型のERPは、別の会社との連携は煩雑で向いていないため、その点でもクラウドERPは柔軟性に富んでいると言えるでしょう。

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クラウドERPのデメリット4選

メリットの多いクラウドERPにも、少なからずデメリットはあります。

  1. カスタマイズ性が低い
  2. ネット環境がないと稼働できない
  3. セキュリティーの安全性が提供元に左右される
  4. 大規模な会社だと、ランニングコストが高くつく

①:カスタマイズ性が低い

クラウド型のERPは、基本的な機能は提供元であらかじめ決まっているので、自社に必要なものだけチョイスするオンプレミス型と比べると、カスタマイズ性が低いのが難点。

自社で使いたい機能がデフォルトで備わっているかどうか、事前に確認しておく必要があります。

中にはカスタマイズ性が比較的高めのクラウドERPもあるので、確認事項の1つとしてチェックしておきましょう。

②:ネット環境がないと稼働できない

クラウドERPはインターネットが繋がる環境で初めて機能するので、ネット環境を揃えておくことが必須です。

通信障害などで作業効率を下げてしまわないよう、万全な準備をしておきましょう。

 
 

③:セキュリティーの安全性が提供元に左右される

セキュリティーの管理は、提供元の会社が行っているため、自社でシステムを構築できるオンプレミス型と比べると、外部に任せっきりになります。

可能性としては低くても、中には脆弱なセキュリティーのクラウドERPもあるかもしれないので、事前にチェックしておいて損はありません。

④:大規模な会社だと、ランニングコストが高くつく

中小企業の場合は、手軽で初期費用も安いクラウド型のほうが断然おトクです。

しかし大企業になると、オンプレミス型を導入したほうが、長い目で見たときにランニングコストを抑えられることもあります。

どのくらいのスパンをかけて運用していくのか、事前に見積もりをしたうえでおトクなほうをチョイスしていきましょう。

クラウドERPの種類

クラウドERPにもいくつか種類がありますが、その中から

  1. パブリッククラウドERP
  2. プライベートクラウドERP
  3. ハイブリッドクラウドERP

上記3つを厳選して紹介していきます。

①:パブリッククラウドERP

一番オーソドックスなものは、パブリッククラウドERPです。

提供元のデータセンター上で運営し、クラウド上のサーバーから、企業ごとにID・パスワードで振り分けます。

低コストかつサーバーやソフトウェアの管理は任せっきりでOKなのでラクですが、カスタマイズ性は低いのが特徴です。

②:プライベートクラウドERP

プライベートクラウドERPは、サーバー(アマゾンウェブサービスなど)をレンタルして、既存のオンプレミス型のERPにリンクさせて運用する方法。

レンタルしたサーバーの中に自社のクラウドを間借りするというイメージが近いかもしれません。

自社のクラウドスペースは提供元に左右されないので、ソフトウェアやセキュリティ面などのカスタマイズ性が高いのが特徴です。

③:ハイブリッドクラウドERP

ハイブリッドクラウドERPは、その名のとおりオンプレミス型とクラウド型の「いい所を掛け合わせた」と言っても過言ではありません。

オンプレミス型の機能をクラウド上でも利用可能にするほか、パブリッククラウドとプライベートクラウド間のデータ移行や使い分けが可能という、一番柔軟性あるERPです。

クラウドERPを活用して効率化!

以上、本記事ではERPの意味や性能など基本事項をはじめ、

  • オンプレミス型とクラウド型の違い
  • クラウド型のメリット・デメリット
  • クラウドERPの種類

上記を順番に紹介しました。

一口にクラウドERPと言っても、種類も多いうえ選ぶポイントもたくさんあります。

一気にすべてを理解することは難しくても、自社には何が必要なのかを見極めていけば、おのずと必要なERPが見えてくるはずです。

あなたの会社に合ったERPを導入して、事業の効率化を促していきましょう。

 

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